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★パッチ自身は、「希望」というものを今まで一度も考えたことがなかった、という・・・。

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そうかあ、そうなんだあ。と、ちょっと不思議にも思ったことが、パッチがこのワークショップをやるまで、希望について一度も考えたことがない、と今回のワークショップのなかで語ったことです。

あれえ、と思った。だって、パッチだって苦しい時期もあったろうと思う。実際の人生は映画通りではないようだが、悩んだことだってあるだろうに、と思った。しかし、まてよ、と。

パッチは、圧倒的に「行動のひと」なんです。アメリカがアフガンを爆撃したら、翌日にはアフガニスタンに飛ぶようなひとです、パッチは。それで向こうで、ごめんよお、アメリカがあんなことをしちゃって、でも全部のアメリカ人がああなわけじゃないだ、とか言いながら、爆撃跡地をまわったという。

ゲズントハイトという夢の病院も、孤立無援のところから始まって、何十年もあきらめないで、きょうも1ミリ進んだ、というふうに今日もその夢に向かって歩いているわけです。そういう「行動のひと」にとっては、「希望」というのは、きっと空気のようなものなんでしょう。彼にとっは、行動がまず先にあるので、希望について考える、ということは必要なかったんだろうと。

これは希望がなくなったときに起こる状態を考えてみれば、その逆だから、感じがわかるかもしれません。希望がなくなると、無気力になります。まあ、いってみれば「うつ」なんですけど、そういう状態のときは、ひとに会うなどもってのほかで、受動的なテレビでさえ見たくない。つまり完全に「動かなくなる」傾向があります。パッチの場合は、日々、もうこれでもか、というくらい65歳で動いています。行動しています。だから、希望ってねえ、と考えることがなかったんだと思う。

でも、今回のワークショップでは、パッチさんが、まわりのひとを考えるときに「希望」というキーワードもあるんだと思われたのではないかと拝察します。それに、私たち自身を考えたとき、言えることは、こうかもしれません。

「行動している人間は、希望について考えるひまがないくらい、希望にあふれている」、と。

もうひとつポイントは、単に行動しているというより、パッチは「世の中のためになることで、自分が一番ワクワクすることを」行動している。ここにもポイントがありそうな気がします。

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