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★自分を変えると、世界が変わる。

ご覧になった方もいるかと思いますが、時折観ている「ガイアの夜明け」という、ドキュメンタリー風だが、たぶん裏はパブリシティ番組かと思われる番組があって、だいたい取材されている企業はパブリシティのエージェントにフィーを払えて、なおかつ伝えるべき情報価値も持っているくらいだから、基本的には成功している企業かと思われます。

先日はそこで、キューポラのある街、川口で歯車を製造している中規模会社(小原歯車工業)が取材されていた。ここは寸法の多様な歯車の全在庫を持ち、追加加工も即応して即納する、という「最適製品の納品時間を最短化する」ビジネスモデルで勝ち残っている会社。優秀な経営者で、「変えられる仕組みは、そこで働くひとを含め、全社で即変えていく」(経営者は「カメレオン」と説明。おまけに形態模写までしてくれた・・・)社風のようだ。見学者は引きも切らない。

話は違うが、私が出会った優秀な経営者は皆、ある共通の特徴をもっていました。それは中小企業のがんばってる社長さんから京セラの稲森氏(現役時)、SONYの大賀氏(当時)のような超大企業の経営者まで、同じ特徴があった。ここの小原歯車工業の経営者も同じ香りをもっている、テレビで観る限り。その特徴は「なんか、かわいさがある」。

だいたい経営者なんておじさんが多いのであって、かわいい、という言葉はちょっと似つかわしくないように思えるが、そうではない。なぜか、全員「おちゃめ」な面をもっている。ずっーとそうなんじゃなくて、ある一瞬だけですよ。ずっとおちゃめだと、なんか皆に示しつかないですけど、ふだんはこわもて(切れるカミソリ)なんだけど、あるとき突然かわいくなる。この落差がかっこいい、というか、なごませるというか。私がお会いした(近くで観察した)本当に優秀な経営者は、みーんな例外なくそうでしたね。

番組には社員の引き出しを開けた映像があるんですが、これもけっこう、スゴーイと思ったな。ハサミ、ホチキス、ボールペン、定規、セロテープみたいなのが、ぜーんぶ、そのカタチにへこんだ、素材はスポンジかな? のなかにひとつずつ整然と沈んで並んでる。これは仕事の能率を上げつつ備品管理をする、ということだと思うけれど、確かになー、と思わせるものがある。私の引き出しなんか、もう毎回、あれえあったのになあ、みたいな感じですから・・・。

企業というのは「時間」を究極まで追い求めてます。以前うちの会社に「バーミ・・」という外食産業の店長だったひとが働いていたことがあって、彼から聞いた話では、あるメニューを作るのに、どこをどう工夫したら0.5秒短縮できるか、左にあったこの道具を右においたら-0.5秒みたいな工夫を毎日やって本社に報告するのだと教えてくれた。その発見によって店長の給料も上がる仕組み。

こうしたことはコンビニの店長も同じく実践しています。スタッフに対する指示マニュアルを頻繁に書き換えて、(作業)時間の短縮を本社は常にやりつつげています。仕事には「時間」というファクターがいかに大切かを教えてくれています。しかもゼロ・コンマ何秒というところまで追求している、というのがすごい。でもうちにいた彼によると、それが集まると何秒かになって、また、メニューがオーダーされるたびにその何秒かが累積するので、何十分にもなるんだ、というところが、すごいです。左脳追求の極みです。

でも、今回は時間の話じゃなくて、そこの歯車工場が現場スタッフの点呼をやっているシーンがあって、そこが一番面白かった。指さし確認みたいなものなんですが、スタッフがグループ単位で、人指し指で指し示しながら、こんなふうに唱和しています。

「変えろ、変えろ、自分を変えろ、自分が変われば、現場が変わる!!」と。

七五調っぽく語呂もいいんですが、これを自分たちの会社で実際にやると、ちょっと気はずかしくて、きっと声が聞こえないほどちっちゃくなっちゃいますが、でもこの考えは非常に正しく、仕事以外にも使えると、即座に思いました。「自己成長」でも同じスローガンは使える。たとえば、

「変えろ、変えろ、自分を変えろ、自分が変われば、世界が変わる!!」、と。

これは、社会の、世界の、自分の身の回りのひとや仕組み、あり方(being)を変えようとするときに、自分の意識を変えずには、環境の変化が起きないぞ、とても片手落ちだぞ、ということをよく示しています(ま、私自身も耳が痛いんですけど・・・)。

はずかしいから心のなかで唱和するだけにして、なにかを変えたいと思ったら、このおまじないを日常のなかで唱えるといいかも。自分のなかの抵抗勢力からの反発もすごいと思うけど、ぜったいご利益がありそーな気がする。

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